HIV予防投薬(PrEP/PEP)
PrEP(暴露“前”予防)
概要
PrEP(Pre-Exposure Prophylaxis)は、HIV 感染リスクのある行為の前に事前に抗 HIV 薬を内服して感染リスクを低減する方法です。
適応例
- コンドームなしの性交が継続的にある方
- HIV陽性パートナーとの性交がある方
方法
- デイリー法:1日1回1錠を毎日同じ時間に服用
- オンデマンド法(現在休止中):性交渉の2-24時間前に2錠、24時間後1錠、48時間後1錠服用
期待される効果
服薬遵守率が高い場合、HIV感染リスクを約99%低減と報告されています。
副作用
頭痛、悪心、下痢、腎機能障害、骨密度低下
料金(自由診療・税込)
- 相談のみ(処方なし)
- 2,000円
- デイリーPrEP(30日分)
- 9,900円
- デイリーPrEP(90日分)
- 22,000円
- 血液検査(HIV・B型肝炎・腎機能)
- 2,200円/回
PEP(暴露“後”予防)
概要
PEP(Post-Exposure Prophylaxis)は、HIV感染リスクのある行為の直後~72時間以内に抗HIV薬を開始し、28日間継続することで感染を抑止する方法です。内服の開始が早ければ早いほど予防効果が高まります。
適応例
- コンドーム未使用・破損など高リスク性交を行ってから72時間以内の方
- 性的暴行を受け、HIV感染の可能性がある方
- HIV陽性パートナーと保護具なしで性交を行った方
- HIV陽性または感染リスクのある血液・体液が粘膜や創傷部に付着した方(針刺し事故を含む)
- 注射器・注射針を共有して薬物を使用した方
方法
リスク行為後 72 時間以内に抗HIV薬を内服開始し、28日間継続。
期待される効果
観察研究で28日間正しく内服した場合、HIV感染リスクを80~99%低減と報告。
副作用
頭痛、悪心、下痢、めまい、不眠症、腎機能障害、脂質異常症
料金(自由診療・税込)
- 相談のみ(処方なし)
- 2,000円
- PEP薬剤費(28日分)
- 55,000円
- 血液検査(HIV・B型肝炎・腎機能)
- 2,200円/回
よくある質問
- 予約は必要ですか?
- PrEP初回および PEP は要予約です。WEBよりご予約ください。
- 保険は使えますか?
- 自由診療のため健康保険はご利用いただけません。