保険診療について

症状がある場合は、保険が使えます。受付時に保険証をご提出ください。保険診療では医師が必要と認めた検査のみ可能です。症状がない場合の検査は自費となります。

定期的に性感染症検査を受けるべき理由

1. 症状がない「潜伏感染」を見逃さないため
2. 将来の不妊症・慢性骨盤痛・肝障害などを予防するため
3. パートナーや周囲への感染拡大を防止するため
4. 早期治療によって治療期間・費用を最小化し、薬剤耐性菌の拡大を抑えるため
5. 安心して性生活を送るセルフケアとして

特に定期検査を推奨する方

1. 25歳以下で性的活動がある方（年1回が目安）
2. 新しい／複数のパートナーがいる方（3〜6か月ごと）
3. コンドームを使用しない性交がある方（3〜6か月ごと）
4. 男性同性愛者・両性愛者（MSM）（年1回〜3か月ごと）
5. 性風俗従事者・その利用者（1〜3か月ごと）
6. PrEP（HIV予防内服）を利用している方（3か月ごと）
7. HIV陽性の方（年1回以上）
8. 妊娠中または妊娠を希望する方（妊娠初期＋必要に応じ追加）
9. STI既往歴がある／パートナーが陽性になった方（直近3か月ごと）
10. 注射器共有や刺青・ピアスを受けた方（年1回が目安）

即日検査、精密検査について

性病の検査は、即日でわかるもの（即日検査、最短20分～90分程度で報告）と数日かかるもの（精密検査）があります。

即日でわかるもの

​即日でわかるものとしては以下の通りです。

1. 性器淋菌・クラミジア（リアルタイムPCR法、IC法）
2. 咽頭淋菌・クラミジア（リアルタイムPCR法）
3. 膣カンジダ
4. 膣トリコモナス
5. HIV抗原抗体
6. 梅毒TP抗体
7. B型肝炎HBs抗原
8. 性器ヘルペス（視診）
9. 尖圭コンジローマ（視診）

無症状の性感染症について

性感染症の中には感染しても症状が出ないものがあります。
症状が全く無いか、出ても軽度で気が付きにくいということがよくあります。​

症状がなくても感染性はあるため、性交渉をした相手にはうつしてしまいます。
​現在症状がなくても、疑わしい行為があった場合は、検査を受けることをおすすめいたします。

1. クラミジア
2. 咽頭クラミジア
3. 咽頭淋菌
4. トリコモナス
5. マイコプラズマ／ウレアプラズマ
6. （無症候性）梅毒
7. HIV
8. B型肝炎

ウインドウピリオドについて

HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒などは感染してから検査が陽性になるまでにある程度の期間を要します。これをウインドウピリオドといい、各感染症によってその期間は異なります。この期間は感染していても検査が陰性になる場合があるので、一定の期間経ってから検査をする必要があります。

具体的な期間は以下のとおりです。

1. HIV抗原抗体検査…2ヶ月程度
2. 梅毒RPR法、TP抗体…最大3ヶ月程度
3. B型肝炎HBs抗原検査…2ヶ月程度
4. C型肝炎HCV抗体…最大5ヶ月程度

おすすめ検査

7項目検査セット

8項目+M.Genセット（男性）

9項目+M.Genセット（女性）

4項目セット

即日PCR検査　※2時間程度で報告

※当日報告は診療終了の2時間前までとなりますのご注意ください。それ以後は翌営業日の診療開始時間に報告となります。

即日検査（抗原IC法）　※最短20分程度​

即日血液検査　※最短20分程度​

その他精密検査

※検査結果は翌日午前中以降になります